こんにちは。ねぎとろです。
子育てをしながら人事部で働いています。
人事部で働いていると、この時期は退職者が多く、とても忙しいです。ボーナスを貰ってから辞めようというのが一つの区切りとなるからでしょうか。
新卒の3人に1人が3年以内に辞めてしまうという現代。私は新卒でこの会社に入社してもうすぐ10年になります。今までに異動・結婚・出産を経験しましたが、何とか乗り越え、未だ退職はせず続けることが出来ています。
もちろん一つの会社に長く勤めることだけが決して良いとは限りません。スキルアップの為の前向きな転職は自分の能力や給料が上がり、良い事であると考えます。しかし、人事部に提出される退職願のほとんどが会社が嫌になってしまったことでの退職なのも事実です。マイナスな理由での退職はなるべく避けたいもの。
そこで今回は自身の経験から会社に長く勤める為のポイントをお伝えします。
また、ねぎとろは転職コンサルタントではなく人事部の人間なので、今勤めている会社への不満を減らし、退職したいと思う人を減らすのが仕事でもあります。そういった視点からのお話である事をご理解ください。
1.これから仕事を探す人向け
私が就活中に父から言われていた事です。当時は納得出来ない部分もありましたが、今はその通りだと思うことばかりです。
①給料よりも福利厚生を重視する
業務内容が同じ場合、給料を見て就職先を考えてしまいがちですが、福利厚生も見てみましょう。福利厚生分を給料に含めた上で比較をしてみると、意外と差がないかもしれません。福利厚生は非課税となる事が多いです。給与は少ないけど福利厚生が充実している会社の場合、所得税を計算する際に福利厚生ぶん税金が引かれることなく、まるっと自分で使うことが出来ます。そうなると、給与が多くて福利厚生が少ない企業より実は得したなんてことも。言うまでもありませんが、みなし残業代込みの給料は論外です。
②やりがいは後からついてくる
就職活動を行う上で、どういった業界に就職しようか悩むこともあります。
私自身も入りたい業界がありましたが、別の業界へ就職しました。
その時に父から言われたのは「やりがいは後からついてくる!」ということ。どの業界に就職しても、仕事を通じて困っている人の力になりたいという思いは変わらないからです。だからこそ、知らない業界に就職した時も、異動でまた違うことを学ぶことになった時も、気持ちを絶やさずに仕事を続けていることができています。
2.もう入社してしまった人向け
①福利厚生をしっかり使う!
②長欠したって大丈夫!
会社に行くのが辛くなってしまった…退職しよう。そう思うのはまだ早いです。
もし心の病気が原因の場合は会社を休みましょう。給料も傷病手当金が出ますので路頭に迷うことはありません。
医者が必要があると認めた場合には異動や残業の制限をすることもできます。仕事内容がガラッと変わる異動は転職と同じようなもの。一度異動先で仕事をしてみてから退職を考えても遅くはありません。実際、異動をして退職を踏みとどまった人もたくさん知っています。
3.まとめ
いかがでしたか?
仕事に対しての考え方はたくさんあり、どれが正解ということはありませんが、根性のない私が会社を辞めずに続けられていることはひとつの誇りでもあります。中途入社の方は社会人経験を積む中で上記のポイントは押さえてる方が多い印象なので、特に新卒で就活中の方や新卒入社された方は参考にしていただけると嬉しいです。